近年、お家を快適にしたい・省エネにしたいみなさんの中にはIoTやHEMS(ヘムス)などのワードを目にしたことがあるのでは?
そんなアルファベットの言葉、ややこしくてよく分からない!聞いたことがない!というみなさん、工事日記でカンタンに覚えて帰っちゃいましょう。
かわいいヘムヘムじゃないですよ。
HEMS(ヘムス)です。
現代人の快適な暮らしに貢献するIoTは家電などの「製品」を媒体としてインターネットを利用する技術のことでした。
「最近よく聞くIoTってなんのこと?家電やエアコンとIoTって関係あるの?」
今回はモノを主体としたインターネット技術、IoTの関連としてHEMS(ヘムス)という技術の紹介です。
HEMSは家庭内の使用電力を目で見て確認できるようにすることと、家電機器を最適に自動制御することで節電に貢献する技術のことです。
政府国家戦略のグリーン政策では2030年までにHEMSを全世帯へ普及させることを目標としています。
HEMSはスマートメーターを利用することで消費電力量をインターネットで電力会社に送信するためこれまでの訪問での検針が不要となります。
(HEMSの核となるスマートメーター)
(Panasonic『AiSEG2』)
お家のエアコンや照明、エコキュート、電気自動車、太陽光発電などのさまざまな電気設備がHEMSの制御対象となります。
スマートフォンやタブレットと連携すれば手元で使用電力の把握・コントロールが可能な、いわゆる「お家のAI」。
お家をHEMS化するには、対応する家電・電気設備を整備することが必要です。
(三菱電機の霧ヶ峰FZシリーズ(写真は2025年製))
以前はHEMSの課題として、メーカー間における互換性の有無(メーカーが違うと連携できない)が指摘されていましたが、メーカーの多くがこの問題解決に乗り出しており、現在では互換性のある機器が多く発売されています。
このように、お家にHEMSを導入するには互換性をチェックした設備の整備が必要です。
2014年と2016年には、東日本大震災による電力不足の経験から、節電を推進するためのHEMS導入のための補助金が支給されました。
現在でも自治体によって、関連する補助金が使える場合があります。
今日はHEMSを覚えていただけましたか?
お家の暮らしを便利にする新しいアイデア・情報について、工事日記でも随時チェックしお知らせしていきます!
次回もお楽しみに!