脚立のサイズはややこしい？
電球の交換や壁や窓のお掃除、洗車、さらにはDIYでの本格的な作業など……お家のさまざまなシーンで便利な脚立！私たちステージアの職人にとって脚立はまさに神器。なくてはならない大事な道具です。
脚立について話し始めたら止まりません。今日も脚立のお話を一緒に楽しみましょう！(笑)
前記事では脚立やはしご類の種類について紹介しています。ぜひお楽しみください！
お家に脚立が欲しい！脚立・はしご類の違いとは？実はさまざまな種類が！
脚立のお話を続けるにあたって……まずは部位の呼び方についてお伝えしておかなければなりません。
主な部位として、足をかけて踏むところは「踏ざん(ふみざん、ふみさん)」、脚立の最も上部にある板のことを「天板(てんばん)」と呼びます。
前回の記事では脚立の種類についてお話しました。気になる種類の脚立は見つかりましたか？
今日は脚立のサイズ・長さについてお話しましょう。先ほどお伝えした部位の名称が何度か出てくるので、ぜひおさらいしながらお楽しみください。
きっと、自分に合った脚立がわかってくるはずです！
・脚立のサイズはややこしい？
前記事で脚立に様々な種類があったように、そのサイズにもさまざまなバリエーションがあります。
ミニサイズの3尺(90cm)から12尺(360cm)~など……
「尺ってなんのこと？」
尺(しゃく)は約30cmを表す昔からの長さの単位です。脚立の1段が約30cmなので、脚立の長さは天板を含めて◯尺と表すことができます。
例）天板を含めて3段の脚立＝3尺の脚立＝90cm
簡単ですね！
では、様々な脚立の中から作業場所に合った長さを見極めるにはどうしたら良いのでしょうか？
・安全第一で選ぶ
脚立を使用する際、無理な作業は禁物です。
安全のため作業場所が自分の目線の高さと合うように測りましょう。
また、脚立には使用最大高さが定められています。
240cm(8尺)以上の脚立では上から3段目の踏みざんまで、210cm(7尺)以下の脚立では上から2段目の踏みざんまでが乗ることのできる最大高さとなっています。
墜落リスクを減らすために、脚立に登る際には使用最大高さを守りましょう！
作業箇所と自分の体を照らし合わせた適切な長さの脚立を使いましょう。
一般的に、ご自宅での屋内作業となると2~3mの天井高に合わせて脚立を選ぶことになると思います。
コンパクトサイズの90cm(3尺)から、より高い場所までアクセスする必要があれば余裕を持って180cm(6尺)などが選択肢として挙げられると思います。
前回紹介した伸縮式の脚立も、さまざまなシーンに対応できるので良い選択でしょう！
・脚立のサイズが決まったら…… 踏みざんの幅が広いものや滑り止め機能の優れているものを選ぶと、より安定して作業が行えるでしょう。
ALINCO『MXJ-180F』
・最後に-いよいよお家に脚立をお迎えするあなたへ……
いよいよ脚立の購入を決めたあなたへ！
脚立の公的規格(JIS規格やSGマークなど)を確認しましょう！
ホームセンターで一般的に販売されている国産の脚立にはかならず認定規格マークが表示されています。
インターネットショッピングや、とくにフリマアプリ・オークションアプリなどで脚立を探している場合は、安全のため必ず公的規格に沿った製品であるか確認してください。
脚立は高所作業を伴う、命に関わる道具なので購入の際はホームセンターなどの実店舗で実物を見て購入するのが安全だと思います。
みなさんが自分の体や作業場所に合った脚立をお迎えして、安全に日常での作業・DIYを楽しめるよう応援しています！