今日の作業は空調関係の器具付けです。
よく、「電気屋さんなのにエアコンや空調の仕事をするの?」と疑問に思われることがあります。
エアコンや換気などの空調設備工事では電気に関わる専門知識が必要なんです。
なので空調設備工事を行うプロフェッショナルの多くが電気工事士の資格を持っています。
逆に電気工事士(第2種・1種)の資格を持っていればエアコン工事を始め換気・空調工事により安全に携わることができるのです!
これはエアコンの冷媒配管です。
後にエアコンが取り付けられる場所ということです。
お家の室外機が、お部屋に面したベランダ等に置かれているケースの方々が多いでしょうから、あまり見たことのない光景かもしれません。
読者のみなさんの中には、お家に隠蔽配管のエアコンがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
隠蔽配管のエアコン工事は家電量販店の業者の場合、断られることがあります。
しかし隠蔽配管の冷媒配管は再利用することでエアコンを設置することができます。
作業時間や高度な技術を必要としますが、工事は可能です。
隠蔽配管のエアコン工事をお考えの方は、空調工事に対して専門度の高い業者を選ぶことがよいでしょう。
(空調設備工事会社・地域に根ざした電気屋さんなど……)
隠蔽配管に配管カバーを取り付けました。
マンションでのリノベーション現場では、お部屋を買った人が取り付けるエアコンを選び購入するので、配管の保護と美観のため、カバーを付けた状態で引き渡しをします。
夏場はお部屋を見に来る方々が快適になるようにリビングにエアコンを仮設置することがあります。
こちらは洗面所の換気口にガラリを取り付けている様子です。
リビングにも通気口を取り付けます。
引っ越しをしてマンションやアパートに入居したばかりの方が、通気口を閉めたまま住み始めてしまうことがあります。
最近は、花粉が入ってくるので通気口を閉めたというお話も聞きます。
結露によるカビの発生と汚染によるシックハウス症候群を防ぐために通気口は開けておきましょう。
X(旧Twitter)では、「花粉が入ってこないように通気口にマスクを貼る」方法が流行っています。
ガムテープやセロテープでマスクを貼ると、退去時に剥がすとき、壁紙が破れてしまう危険があるので、メーカー正規のフィルターを使用することで壁紙の損傷を防ぎ、より効果も期待できることでしょう。
こちらはレンジフードの結線です。
ダクトに保温材を被せています。
電気工事士はほんとうに色々なお仕事ができて楽しいですよ。
本日は、電気工事では意外と思われる空調設備工事の一片をご覧いただきました。
エアコンに限らず色々な設備に携わることができる2種電気工事士に興味を持ったみなさん!
上期の申込締切は4月7日ですよ!(笑)