12月も半ば、いよいよ本格的な寒さになり東京郊外ではなんと雪がぱらつきました!
東京都の乾燥指数は「カラカラ」が続いています。体調に気をつけるのはもちろんのこと、注意したいのは火災です。
昨日はイルミネーションの電気工事についてお話しましたね!お楽しみいただけましたか?
綺麗なイルミネーション!中には、ご自宅で楽しまれる方もいらっしゃることでしょう。
おもちゃ屋さんやホームセンターでは、サンタさんの光るオブジェ、ツリーに巻き付けることができるLEDライトなどさまざまな魅力的なイルミネーションを購入することができます。
お家のイルミネーションでお子さんは大喜び、家の前を通りかかった人をほっこりさせてくれます。
そんな楽しいイルミネーションに火災の危険があるということはご存知でしたか?
イルミネーションから出火し、イルミネーション製品や周りの植栽の一部が焼損するなど……イルミネーションの火災事例や被害は実際に起こっています。
今月の2日には銀座のシャネル店舗のイルミネーションでボヤが起こりました。
イルミネーション器具は1年に1度の限ったシーズンで、かつ気候・環境の影響を受けやすい屋外で使用するケースが多いでしょう。
その際、被覆の裂け傷などの劣化に気づかず短絡や断線が起こり火災に繋がる危険があります。
久しぶりにイルミネーションを取り出したときは、製品の状態をチェックしてから使いましょう!
長年使用している器具は、新しく綺麗な製品に買い替えるのも良いでしょう。
また、販売されている屋外用イルミネーションの多くが「防雨仕様」となっています。
「防雨仕様」とは、「防水仕様」ではありません。設置する際は取扱説明書を厳守し、コネクタをしっかりと差し込み、絶縁テープによる確実な防水処理を行いましょう。
イルミネーションが雪ワタなどの飾りに接触することで「トラッキング現象」が起きて火災になった事例もあります。
(トラッキング現象とは…プラグとコンセントの隙間に溜まったホコリや湿気などが原因で発火する現象のこと)
大規模なイルミネーション会場でも設置の際は、できるだけイルミネーションが地面や物と接する面積を減らすなどの工夫が施されています。安全な設置方法を心がけましょう!
コードの取り扱いにも気をつけましょう。
コードを束ねたまま通電したり、結束バンドなどでの過度な締め付けは、熱をこもらせたり短絡をまねく危険性があります。
お家で綺麗なイルミネーションを楽しむために、みなさんにオススメしたい動画がこちら!
YouTube【枚方寝屋川消防組合公式チャンネル】のイルミネーション火災啓発動画がとても親切です!
https://www.youtube.com/watch?v=SA9Cmp6FEvI
イルミネーションはあくまでも電気に関わる作業なので、適切に取り扱いましょう。
安全にイルミネーションを設置して、お家でゆったり楽しいクリスマスを過ごしましょう!