ステージア｜第47回フランス・リヨン技能五輪国際大会での日本人選手の活躍！
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第47回フランス・リヨン技能五輪国際大会での日本人選手の活躍！
今年の夏はパリオリンピック・パラリンピックで大盛況でしたね。
ご家庭やスポーツバー等で賑やかに観戦を楽しんだり、ニュースや記事で情報を入手して楽しんでいた方が多かったと思います。
実はオリンピックに続き、私たちが注目すべきフランスでのイベントがあったんです。
それが『技能五輪国際大会(WorldSkills Competition)』です！
今回の大会は、フランス・リヨンで9月10~15日に開催されました。
もしかするとニュースで見かけた方もいらっしゃるかもしれません。
技能国際五輪大会は2年に1度開催される、技能労働者によるコンペティションであり祭典です。
つまり、職人オリンピック！
大会には憲章が定められており、参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図ることを目的としています。
大会は、1950年にスペインの職業青年団が提唱して隣国ポルトガルとの間で各12人の選手が技能を競ったことから始まり、現在に至るまで発展してきました。
なんと第47回目の今回では日本を含め60か国・地域から1,313人の選手が出場しました！
日本は1962年の第11回大会から参加しており、毎回優秀な成績を収めています。
今回も日本選手の活躍がニュース等で取り上げられました。
日本選手は今回、47職種の競技に55人が参加し、「産業機械、自動車板金、美容 ・理容、車体塗装、再生可能エネルギー職種」の5職種で金メダルを5個、銀メダル5個、銅メダル4個を獲得しました。
金メダルの国別獲得数では5位の成績を収めています。
電工、工場電気設備、配管、冷凍空調技術、建築大工等…といった、読者の皆さんにも馴染みの深い建築系の職種でも敢闘賞を21個獲得しています。
中でも筆者の興味を引くのはやはり電工や冷凍空調技術。一体どんな内容での競技が行われるのでしょうか？
電工の競技概要には以下のように記載されています。
・・・
『旧来・現行及び最新技術を反映した、電灯・コンセント回路設備や動力制御設備などについて、正面・左右側面と天井面の4 面キューブへの、配管・配線・結線と、別パネルでの設備の故障診断・プログラミング・情報システム等の作業を行います。』
なんと、工具を使ってクラシカルな技術から最新技術を施工し競うものから、プログラミング等のコンピューター作業まで、競技では幅広いテクニックが求められるんですね。
未来への技術の継承・発展に貢献する素晴らしい大会です。
美容・理容の職種では女性の金メダリストが生まれました！
近い将来、オリンピック選手のように技術労働者も国民のヒーローとして憧れられるような存在になるかも？
なんと、2028年の技能五輪国際大会は日本(愛知県)で開催されることが決まりました！
トヨタのある愛知県はまさに技術の国。もちろん見どころは自動車工、自動車板金等の種目ですね！
世界の技能者が集まる職人オリンピック、技能五輪国際大会！ぜひ注目してみてください！