みなさん、最近のニュースを見ましたか?
このニュースを見てから筆者は「早くブログでこのことについてみなさんとお話したい!(お教えしたい!)」とウズウズしていました(笑)
毎年、年に2回行われている第2種電気工事士の試験ですが日本に注目すべき新しい電気工事士が生まれました。
なんと……8歳の女の子です!
驚きです。おめでとうございます!
大人でも、電気工事の会社で働いていても、なかなか勉強が難しい資格です。
福島県で電気工事事業を経営するお母さんや社員さんへの憧れをきっかけに勉強を始めたようです。
その感性に感心するばかりです。
(第2種電気工事士とは……
電気設備はその安全を守るために工事の内容によって、一定の資格のある人でなければ電気工事を行ってはならないことが法令で定められています。
その資格のある人を電気工事士といいます。
第2種では一般住宅や店舗などの600V以下で受電する設備の工事に従事できます。)
2種電気工事士の試験は1次の学科試験、2次の技能試験の2段階で行われます。
勉強を始めるにあたってまず「漢字」につまづいたようです。それもそのはず、沢山の大人が受ける試験です。
確かに学科試験では、小学3年生で習っていない漢字が多く登場します。ましてや専門用語も多く、複雑な数式は大人でも難解です。
実際に試験問題を見ていただきましょう。
[2024年下期筆記試験]より
……私でも見るだけで失神しそうな問題です(笑)
ご家族や社員さんと協力して知識を積み上げ、3回目の挑戦で学科試験を突破したようです。
志を追いかける意思の強さに感動しますね。ご家族や社員さんもどれだけ喜んだことでしょうか。
つづいて技能試験では指定された図面に従って配線図を書き、実際に電線や器具を使って配線を製作します。
工具の取り扱いは時に力が必要です。とくに圧着ペンチを使うシーンは私も一番苦労しました。硬くて握りきれないのです。
8歳の女の子が一体どうやって攻略したのだろうと気になりますよね。
なんと登下校中や休み時間にハンドグリップを握り、握力を鍛える練習をしていたそうです。
努力を積み重ねることのできる忍耐力・精神力が素晴らしいですね。
また、X(旧Twitter)ではこんな意見がありました。
「子どもでもコツを掴めば使えるように発明・造形されている工具も凄い」この視点も面白いですね。
なんといっても工具は人間の手や指の限定された力や動きを拡張して不可能な技術を可能とさせる道具です。
工具の可能性を再確認させられますね。……脱線しそう!(笑)今度、工具の話もしましょう。
そして技能試験を1回で通過し見事合格、晴れて第2種電気工事士の資格を取得されました。
将来は第1種電気工事士の資格も取り、会社を継いでお母さんのような社長になりたいと夢を語っています。
なんてたくましい子でしょう。
電気・建築の業界に希望をもたらしてくれるほっこりニュースでした。
職人のみなさん、いつか彼女と仕事する日が来るかも!一緒に応援しましょう。活躍を楽しみにしています!
参考:福島民友新聞社