エアコンのリモコンの乾電池はアルカリ?マンガン?赤と黒の違いはなに?
長かったあの猛暑からは考えられないほどの秋の匂いがしています。
今年もエアコンが欠かせない夏でしたね。エアコン無しで眠れる夜なんていつぶりでしょうか!
しかし程なくして冬が来れば、またエアコンにお世話になることでしょう……。
今日もそんなエアコンにまつわるお話をご一緒に楽しみましょう。
みなさん、エアコンを使う時はリモコンを使いますよね。最近は便利なアプリで操作をされる方もいらっしゃるかも?
今日はエアコンを動かすリモコンに必要不可欠な電池についてお話しましょう!
最近お家にエアコンを取り付けた方は、工事の際に職人さんが付属品の電池をリモコンに入れているので、どんな電池が使われているかは見かけたことも気にしたこともないかもしれません。
乾電池にも種類や特性があります。リモコンをより良く使うためにはもちろん、色んな家電等に役立つので知っておくと楽しいはずです!
・アルカリ乾電池
よく見かけるアルカリ乾電池は、大電流域から小電流域まで幅広い機器に使うことの出来る主流の乾電池です。
連続して大きな電流を必要とする懐中電灯や、電動歯ブラシやラジコンなど、モーターを動かすものにも向いています。
・マンガン乾電池
使用後に電圧が回復するマンガン乾電池は、リモコンのように休み休み使う機器の場合に適していると言えるでしょう。
アルカリ乾電池と比較して容量が小さく、低い価格帯で入手することができます。
実はマンガン乾電池は日本では2008年に生産を終了しており、現在店頭に並んでいる物は海外生産の製品となっています。
店頭で見かけるマンガン乾電池の赤色と黒色の違いが気になる方も多いでしょう。
マンガン乾電池に設けられている等級区分(放電特性や容量による)では、赤色が高出力(High Power)タイプ、そして黒色が超高性能(Super Heavy Duty)となっています。
黒色のほうが大容量で高価ですが、高性能なアルカリ乾電池との価格差が小さくなったことや、生産終了による流通量の減少により、赤色を店頭で見かけることは現在では少なくなっています。
エアコン新設工事の際に撮影した付属の電池です。東芝の海外製マンガン電池です。Super Heavy Dutyと書かれているので超高性能に区分分けされていることがお分かりいただけます。
乾電池の種類による特性を理解して上手にリモコンを使うことが出来れば家電マスター!
しかし、エアコンの機種によっては乾電池の指定がある場合も。
写真は日立のルームエアコン、白くまくんの取扱説明書です。
取扱説明書に乾電池の指定が記載されている場合はそれに従って、安全にご使用ください。
乾電池を上手に使用して家電をより良く使いましょう!