自動車整備工場の事務所兼住居でのエアコン取付工事(立下ろし配管)を行いました!
本日もエアコン工事に来ました。
厚木の現場に来ると丹沢や箱根の山々が目前に見えて、近場ながら小旅行気分を味わえるのが好きです!
今日の現場はこちら。
なんと自動車整備工場です。古くから営業されているようで、地域に根ざした工場です!
車がピットインしているのが見えます。
施工するのは工場に隣接する事務所兼住居の戸建て住宅です。
2階の和室に新しくエアコンを取り付けます。
和室の雰囲気と窓からの眺めがどことなく懐かしいような感じ……。
17時になって、ひぐらしの音混じりに哀愁漂うメロディの地区放送が流れると子どもの頃のあの瞬間に戻ったようです。
こういう情緒はエアコンのない空間ならではですね。
今は夕方なので良いですが……日中だとそうはいかないでしょう。猛暑のせいで、感傷に浸っている余裕はないはず。
快適にお過ごししていただくためにエアコンを新設します。
今回は穴開けからスタートです。
下穴を開けたらホルソーでまーるく穴を開けて完成させます。
ザ・工事という作業ですね。エアコン屋さんでもドリルを使うんです。
壁材は硬いモルタルでした!
モルタルは80年代以前の戸建て住宅ではよく使われていましたが、サイディングが主流になった現代ではあまり使いません。
モルタル工事は左官屋さんの手作業です。
これからも日本の住宅や設備はどんどん進化して姿を変えていくと思います。
20年後にうるさらを取り替える業者が「なんじゃこりゃー!懐かしい!」と言うかもしれません。
綺麗に穴が開きました!
室内機据付けの準備に入ります。
先ほど開けた穴に電源線を通して、屋外にある室外機設置予定場所まで下ろします。配管は右出しなので後に外側から長梯子を使って延ばし、接続を行います。
室内機の据付けが完了しました!ピカピカの白くまくんです!これでこの夏もこのお部屋で快適に乗り越えられます。
長梯子を使って配管の接続を行います。
筆者は最近、動画サイトで『10年後にルームエアコン工事が10万円を超えるかも!?』というタイトルの動画を見ました。
どういうこと!?と思いますよね。
本来、工事では安全上、足場を使用することが最適とされています。
今後、コンプライアンスがさらに厳しくなりもし長梯子の使用が禁止されたら、立下ろし配管などの高所作業の発生に伴い足場の設営・撤去工事をするためにルームエアコンの工事料金が高額化するだろうという内容の動画でした。
実際に一昨年2022年からは労働安全衛生法の改正からフルハーネス安全帯の着用が義務付けられましたね。
働き方改革のさなかにある建築業は日々激しい変化の波の中にいます。それに伴って今後もコンプライアンスは見直されていくと思います。
エアコン工事はこれからどのような変遷を辿っていくのでしょう?
高所作業では道具の受け渡しなど円滑な連携を取って安全作業を行います。
自分にとって使いやすい工具を見つけておくことと、動きやすい装備を整えておくことも作業の安全性を高める重要事項だと思います。
今回、配管の化粧はテープ巻き施工にて行います。
サドルで配管を支持します。
硬いモルタル壁なのでハンマードリルで下穴を開けてからビスでサドルの取り付けを行います。
いよいよ室外機の設置・接続作業に入ります。
お庭が広くて快適に作業ができるのが嬉しいです!
トルクレンチで規定のトルクに締めます。
真空引きをして取付け工事も大詰め!
試運転をする前に、電源線の延長コードを作成しています。
電気屋自慢の「のの字巻き」をご覧ください!
エアコン取り付け工事が完了しました!
夕日の差し込むお部屋で、子どもたちがボールを蹴って帰宅していく音を聞きながら試運転をするのも良いですね。
お部屋が冷えても温かい雰囲気が残るのは和室の強みですね。
夕日が影を落とす丹沢の山々を見て帰社します。