防衛省認定サッシとは!?団地でのエアコン取り付け工事
今日はこちらの公営住宅でエアコンの取付け工事を行います。
お客さんはなんと建築屋さん。「養生を敷いておいたから土足で上がっていいよ」感激!!
なんと快適な作業環境を整えておいてくださいました……!お心遣いありがとうございます。
今回はこちらの和室にエアコンを取り付けます。
ベランダはなんと豊かな緑の眺め。もの静かで、夏でも涼しげな印象をもたらしてくれますね。夜は虫の鳴き声が心地良さそうです。
室外機は公団吊りで設置をおこないます。吊り金具の取り付けから始めましょう!
公団吊りはベランダの限られたスペースを活用できる施工方法です。
洗濯物を干すのに邪魔にならない・植物などを置くスペースができるのはもちろん、ベランダに椅子などを置いて素敵なリラックススペースを作りたい方などにもおすすめです!
「排水が頭上から垂れてこないの?」ご安心ください。ドレンホースは適切に処理するので水が垂れてくることはありません!
新しくビス穴を開けます。
お客さんが準備してくださった段ボールの養生のおかげで本当に作業がやりやすいです!
丁寧に「エアコン用コンセント」と書かれているのがかわいいです。
窓のサッシにこんな表示を見つけました。
「防衛省適合防音建具」!
自衛隊や米軍の基地に近い、国が指定する地域では一定の要件に沿って防音工事の助成が設けられています。
こちらの現場は町田市。近隣の基地といえば、横田基地にしては遠いな?……調べると、厚木飛行場に係る住宅防音工事助成対象区域に当てはまるようです。
厚木もなかなか遠いですが、頭上は飛行機が通るルートなのでしょう。
このお部屋の扉が重くて不思議だなと思っていたのですが、このサッシが強力な気密効果を発生させていたわけです!納得、納得。
冷媒配管の接続部分の保温作業をしています。
このように電気屋さんは狭い場所での作業が多いんです、実は腕や指の細い女性のかたが活躍できる場なんです!挑戦してみませんか??
ドレンの断熱もしっかり行います!
室外機を吊り金具に据付けます。ここまで来ると完成は間近ですね!
真空引きをして試運転をかけます。
この瞬間の「涼しいー!」というお客さんの声が毎日の励みです!
ドレンホースは塩ビ管に繋げて足元の排水レーンに沿わせるので頭上から水が垂れてくることはありません。
暑い時期のパテはやわらかくて施工しやすいですね!(笑)
これで暑い夏は乗り越えられそう!
室外機を天吊りにすることでスペースにゆとりが生まれ、ベランダに洗濯機を置くことも可能になります。省スペースの見本としてご参考にしていただければ嬉しいです!