「防音室のエアコンが壊れてピアノが練習できない」とのお悩み
今日もエアコン工事に参りました。午前で既に40度近い猛暑が襲いかかります。
坂の突き当たりにあるのが特徴的な今日の現場。
コンクリートに滑り止めのOリングが付いていることからお察しいただけるように、坂の頂上からは先が見えないほどの急な勾配です。
車に乗っているとまるでジェットコースター!町田市には坂道が多いとよく言いますが、ここまで急な坂に出会ったのは初めてです!
坂道には何件もの住宅が連なっていますが、雨や雪の日は大丈夫なのでしょうか……!?きっと近隣の住民さんの足腰は丈夫ですね。
現場のエアコンはこちら、なんと楽器練習用の立派な防音室に取り付けられています。
お客さんは「エアコンが効かなくなって、泣きそうになりながらピアノを練習している」とのこと。
この密閉空間で40度になる酷暑の中、ピアノ練習……。想像するだけで恐ろしい……。
早く交換作業を完了させて快適に練習していただきましょう。
エアコンを取り外すためにポンプダウンから始めます。
なんとこちらのお家のエアコンは数年前にDIY好きのご主人が自ら取り付けたようです。ガッツがありますね!
ポンプダウンが完了したら脚立をハシゴ代わりにして配管と室内機を撤去します。
新しいエアコンの据付板を取り付けます。
壁に吸音シートが貼ってありますが、エアコン型にゆとりのあるサイズでカットされているので取り付けは問題なさそうです。
コンセントカバーにもキッチリ合わせてあってこだわりを感じます。こちらのシートもご主人が施工したのでしょうか?
新品の室内機をお部屋に搬入したときにお客さんの目が輝くのはどの現場でも一緒ですね!
ラジオペンチはビッグサイズとミニサイズを揃えています!細かい作業や手の届かない狭い箇所での作業で便利に使い分けられます。
付属のフィルターを取り付けて据付準備が整いました!
据付板に室内機を取り付けていきます、この作業がお客さんの一番ワクワクする瞬間ではないでしょうか?
綺麗に取り付けられました!
これだけではエアコンはまだ使えません。屋外の配管作業に取り掛かっていきます。
配管をカバーに収める作業で苦戦……。この日の最高気温は38度!ハァハァ言いながら配管と格闘します。
じつはこちらの既存配管カバーは規格が古く、配管を収めるには窮屈です。
さらに直射日光の当たる箇所なので割れなどの劣化が進んでおり、新しいカバーへの更新を提案させていただきました。
既存の配管カバーに合わせてブラウンカラーのカバーを注文します。
配管との激戦を語る代表の汗だくの背中……。
新しいカバーを使って簡単に配管を整えることができました。外観もピカピカで気持ちいいです。
室外機の置き台は既存のコンクリートブロックを使います。台風の日でも心配なしですね。
電源線や配管の接続作業を進めます!
今回は室内機側のコンセントにアースがなかったので室外機側でアースをとります。
真空引きをして試運転の準備はバッチリ!
機種の最低温度・最強風速(強制運転時の設定)で冷房運転しテストします。
お客さんが「涼しー!!」「嬉しー!!」とはしゃいでくれて嬉しかったです。
これで快適に、いくらでもピアノが弾けますね!
夏のエアコン工事はやはりオフシーズンと比べて切迫した状況の現場が多いので、施工完了したときのお客さんの反応にはやりがいを感じます。