空調工事が管工事といわれる意味!これぞ冷媒屋、マンションリノベーションでの芸術のエアコン設置工事
本日も前回に引き続きリノベーション工事中のアパートでの作業に来ました!
建物は沢山の足場や養生で覆われていて、まるで生まれ変わりを待って静かに佇んでいるようです。
こちらの住宅ではリビングと隣のお部屋の2箇所にエアコンを設置します。
右の壁に見えるのは実はドレン用の穴です。配管穴が背板より上の位置にあり勾配が取れないため、今回は単独でドレンルートをつくります。
リノベーション工事の最中で、床材は剥がされている状態です。
本日はベランダで防水工さんによる作業が行われるため、室外機は仮据付に留めます。
室内の配管カバーは因幡電工の「スリムダクトMD」を使うことが多いですが、今回はマサル工業株式会社の「エムケーダクト」を使っての施工です、筆者は今日初めて見る部材です!
梁の複雑なコーナーもパーツを組み合わせて難なくこなします。
こちらの通気口穴はリビングと隣の部屋のエアコンへ通じる2系統の配管ルートに使われています。
写真では隣の部屋に通じる直管のエムケーダクトを設置しています。
背板を取り付けます。
ドレンカバーも勾配を設定した上で取り付けます。
この写真で取り付けているのはリビングのエアコン系統用のダクトです。
説明だけではややこしいですが、完成の写真を見れば納得していただけるはず!
外から配管を差し込みます。
ベランダの配管は、防水工事に伴って室外機を動かす可能性があるので十分に遊びを作って、フレア部分のズレによる漏れや損傷を防ぎます。
これが室内側の配管ルートです!
室内機据付の準備が整ったら電源線とアースの結線を行います。
リビングの室内機完成図です!芸術的な配管をご覧ください!
隣のお部屋のエアコン設置作業に入ります!
ドレンのカバーは回し引きノコギリを使って手作業でカットします。
リビングと同じように勾配をつけて取り付けます。
mm(ミリ)単位の寸法は職人技!様々な現場に応じて適切な据付位置を見極めます。
先ほど隣の部屋のベランダから差し込んだ配管を通しました。
計算された配管は美しく見栄えがいいですね!
ベランダの防水工事が終わったら仕上げに室外機の配管を整えてエアコン工事は完了です。
徐々に完成に向かうリノベーション工事現場の記事を次回もお楽しみに!