マンションの大規模リノベーション現場でエアコン用コンセント増設・モール工事を行いました!
今日も朝から現場を駆け回ります。関東は午前中から38度を超えることもあり、もはや「爽やかな夏の朝」は幻と化しました……。
そんな本日の現場はリノベーション中のマンションです。足場で覆われて、私たち電気屋さんの他に防水屋さんなどの職人さんが作業しています。
通路は足場や養生で覆われて、非日常的な雰囲気です。
マンションの壁はパステルピンク・パステルブルーがレトロで可愛いです。
お部屋はクロスや床が剥がされている状態です。一体どんな完成になるのか楽しみですね。
ベランダからペンキの匂いがします。見ると、防水屋さんが作業をしていました。
色々な職人さんが入場する現場は祭り会場のようです。とくにビルや商業施設など大きな現場だと、大人数の職人の熱気が未完成の建物と相まって異世界のようにも感じます。
まずはリビング隣のお部屋のエアコン用コンセントの取り付け・配線を行います。
建築現場はmm(ミリ)単位の世界。水平器を使って確実に取り付けますよ!
今日のメイン作業、分電盤からリビングのエアコン用コンセントにかけてモール工事を行います!
都度、寸法を測ってモールのベースを貼り付けていきます。
今回の配線は、分電盤がある玄関からトイレを経由してリビングのコンセントに通じるという穴開け必須のルートになっています。
コンセントの設置場所までずーっとベースを貼り付けていきます。
ベースが貼り付けられたらいよいよ配線作業です、電源線とアース(緑色)を部屋にのばしていきます。
モールカバーとこれらのレゴブロックのようなパーツを使って配線をモールの中に収めます。
狭いモールの中にエアコン用の2.0mm3芯のVVF線とアースを収めるのは電線との格闘です……。ねじれのないよう電線の動きを整理しなければしっかりはまりません。首や腕のトレーニングに良いかも。
露出配線でもお部屋の外観を損なわないモールでの施工は、完成した際にブロックを作り上げたかのような達成感とスマートに整えられた美観を実感できると思います。
複雑なコーナーも精密な寸法を取って多様なパーツを使えば問題ありません!
コンセントを新設して配線を結びましょう。
これでエアコン用電源の確保が完了しました!
―おまけ―
隣の部屋のエアコン用コンセント器具を取り付け・結線しています。
既存のエアコンです。……なんか、エラく低くないですか!?吹き出し口は代表の顔にほぼ直面します(笑)
配管ルートは梁や室外機の設置場所の関係でスリーブ穴を開けず、窓の配管穴付きサッシを通っています。配管穴付きサッシはブログでも1度だけ取り扱ったことがあります。
[エアコン配管穴付きドアサッシ取付け&モール工事-病院の更衣室のエアコン新設工事-]
補助鍵の設置など防犯対策を行えば便利な部材です。
ズームして見てみましょう。
……!?
室外用の配管カバーがそれも、ベースとカバーが逆に取り付けられています……(笑)
一体何があったのでしょう?間違えて部材を持ってきてしまってそのまま取り付けたのでしょうか?既存の変わった施工を見ると想像が掻き立てられて面白いです(笑)
あまりにアウトな施工不良だと更新のときに「なんじゃこりゃー!」と困ることもありますが(笑)
こちらは同じお部屋で、弊社がリビングに新設させていただいたエアコンです。フローリングの更新も完了していてとてもピカピカ綺麗なお部屋になっています。
今後もこちらの物件での作業が続きます。リノベーションが完了して建物がどのように生まれ変わるのか楽しみですね!