エアコンを使って熱中症根絶!高齢者のお部屋での熱中症に注意!
梅雨のじめじめとした天気が続いています。わずかな晴れ間には40度近い猛暑が襲います……嫌になりますね!
もう7月も半ば。梅雨明けも間近です。本格的な夏の厳しい酷暑に耐えるためにはエアコンが必須ですね。
おうちのエアコン、大丈夫ですか?
夏はエアコン屋さんの大繁忙期。取り付けや故障のご相談で町を駆け回ります。
「エアコンが付かない」「部屋が冷えない」「すぐに止まってしまう」などの不調の発見……暑くなってからでは悲惨そのものです!
繁忙期にはエアコン屋さんを捕まえるのも一苦労。泣いてしまうお客さんもいらっしゃいます…↓ ↓ ↓
工事日記『ミニ小説付き~長梯子での高所作業を伴うアパートでのエアコン更新工事をしました!』
夏に向けて準備をするなら今がチャンスです。
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ところで、皆さんはご家族など身近にご高齢の方はいらっしゃいますか?
皆さんのお母さまやお父さま…エアコン、ちゃんとつけていますか!?
毎年必ずニュースになる、高齢者の室内での熱中症での事故。
絶えない高齢者の被害…どうしてでしょう?
私の家族の高齢者は、40度近い気温でも決してエアコンをつけません。
とくに、熱帯夜に私がエアコンをつけながら就寝していると室外機の音に気付き扉を開けて「消しなさい!」と怒ります。
「電気代がもったいない」という気持ちに加えて、高齢者の多くは「温度に対する感覚が弱くなっている」「エアコンの風が体に悪いと思っている」などの理由でエアコンの使用を拒絶することがあります。
実際に総務省消防庁の発表では熱中症の緊急搬送人数は高齢者が1位となっており、発生場所もなんと屋外を差し抜いて住居内での発生・緊急搬送が1番多くなっています。(令和5年)
総務省消防庁 令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況 (令和5年)
現代の日本の夏は気候変動により40度近い高温となります。人間の体温を超える異常な状態です。適切に対処しなければ命をおびやかす危険があります。
汗によって無意識に脱水が起きる睡眠中の熱中症は最も危険です。
ちなみに、利尿作用のある緑茶は水分補給として適しません。お茶が大好きなお母さんやお父さんには、カフェインを含まないお水や麦茶での水分補給を勧めましょう。
温度に対する感覚が弱くなっている高齢者は異常な暑さに気付くことができないことがあるので、積極的にエアコンの使用を促す必要があります。
そして、現代のエアコンは省エネ効果が高く以前より消費電力が少なくなっています。
また、エアコンが電力を一番使うのは運転開始時です。よって何度も電源の入り切りを繰り返すのは省エネ上良くありません。
適切な使用を心掛ければご心配なくお使いいただけるのです。
しかし、古い機種や冷媒配管や保温材が劣化している場合には過剰に電力を消費することがあります。
エアコンのアップデートだけでなく、現代の夏の危険さや、エアコンの仕組み・使い方などの新しく正しい情報を提供してあげることが高齢者にとっての理解を進めるきっかけとなるでしょう。
今日も暑いです。さっそく大切なご家族にご連絡を!