冷媒管の取り回しに迷う…-団地でのエアコン取り付け工事-
今日は団地でのエアコン新設工事に来ました!
現場に到着してまず驚いたのがこちら、ご覧ください。
ご依頼では室外機の設置場所は、お部屋に面したベランダに露出配管での施工となっていたのですが、実際に現場を見てみると配管穴がベランダではなく掃除ロッカー(ピンクの扉)内に通じています。
冷媒配管のルートに迷います。どうしたものか…
隣のお部屋のベランダを覗いてもこのような掃除ロッカーはありません。
同じようなお部屋を探して駆け回っていたら……隣の棟にようやく見つけました!
なんと掃除ロッカーの扉にわずかに空いた穴から冷媒配管を抜き通しています!
なるほど、この扉の穴は冷媒配管を通すときのために空けられていたんですね。確かにこの方法なら支障なく扉を開閉できます。
現場では臨機応変に柔軟な対応が大切だなとあらためて感じさせられました。
今日はこちらの既存の施工法をお手本にして施工していきます!
今回の現場では中古エアコンを取り付けます。
結露を防ぐため保温作業は丁寧に行います!
ご覧ください!
部屋内から掃除ロッカー内に繋がるスリーブ穴に冷媒配管を通し、扉の穴を使ってベランダへ抜き通しました。ベランダに露出した配管はサドルで支持しています。
これが最適解ではないでしょうか?
室内機の施工が完了したら室外機の設置・接続作業を行います。
エアコンの設置が完了しました!
建築現場は本当に多種多様です。色んな現場に遭遇し、その都度対処していく過程はじれったく苦しくもあるかもしれませんが職人にとって技術の種になるのではないかと思っています。
これからもみなさんと楽しく色んな現場を見ていきたいと思います!
次回の工事日記もお楽しみに!