エアコン更新工事におけるクロスの補修
本日もエアコン更新工事の現場に来ました!
現場は高齢者の介護が行われているお部屋です。
暑くなる季節に向けて、長く使ってきたエアコンを安心して使用できるエアコンに更新します。
ゆうに30度を超える近年の日本ではエアコンの故障は大きな事故に繋がりかねません。
とくに高齢者や赤ちゃんの昼寝時など、家族の目が届かない状況での熱中症は発見が遅れやすく、ときに身体に重大な支障を及ぼす恐れがあります。
もちろん人間に限らず、大切なペットにとってもです。
エアコンはもう、贅沢品ではありません!
室内での熱中症を防ぐために今一度、お部屋のエアコンの確認をしてみませんか?
こちらが既存のエアコンです。
長い間、家族の暮らしを守ってくれました。お疲れさまでした。
室内機を撤去し、新しい背板を取り付けました。
しかしクロスが剥けて石膏ボードが露出しています。
職人さんがクロスの補修作業に取り掛かります。
エアコン職人にとって、つぎはぎなどのない綺麗な仕上がりを実現させるためにはなるべくクロスの補修作業が発生しないような施工を心掛ける必要がありますが、このような緊急時には稀に補修作業を必要とすることがあります。
驚きました。こんなに小さいチビローラーを使っています。
部分補修などの細かな箇所に対応できる、専用の工具ですね。かわいいです。
クロス工事は多くのシチュエーションで活用できる万能な技術です。
そして何よりカッコいい...!
しかし想像以上にとても繊細な作業が多く職人技が発揮される分野だと私は思っています。
私も積極的に技術を習得して、頼りになる万能な職人になりたいと感じさせられました。
さすが!・・・材料に糊が馴染んで、ピターッとフィットした仕上がりです。
向かいのアパートに、化粧テープがズタズタになった冷媒配管を見つけました。
均一なシマシマ模様に見えるのは、テープの重なった部分の耐久度が弱くなるからです。
…見た目が気持ち悪いのであえて拡大しません!!
このように直射日光が当たると配管の化粧テープは剥がれ、劣化しやすいのが事実です。
酷いところでは保温材も破れ、露出した銅管が雨に打たれ錆びて青色に変色していることもあります。そうなるとエアコンの能力にも支障を及ぼしかねません。
酷暑対策は今のうちに!
ご家族の安全のためにお家のエアコンの見直しをしましょう!