今日は、前回の記事で紹介したエアコン工事で使う工具に引き続き、電気工事で使用する工具の紹介をしていきます!
頼りになる作業車は、様々な電気工事にいつでも対応できるように工具や道具が沢山スタンバイしています!
まずはテスターです。一台で電流や電圧、抵抗を測ることができる便利な計測器です。
コンパクトなカード型で作業服のポケット等に簡単に入れることができるので手軽に取り出して使えるのが特徴です。
配線のルートや器具の取り付け位置を決める際にはスケールを使います。
水平器とマーキング用の鉛筆やマジックペンは、スケールと同様にどの業種の職人さんもお持ちだと思います。
建築現場はmm単位の精密な世界です。細かい寸法を正確に出すために職人さんはスケールや水平器を使っているんですね!
これは下地探しです。壁に細い針を刺して、壁の中に下地材があるか調査することができます。
このほかの方法で壁裏の下地を探すには、壁に当てることで下地材の有無を自動で調べてくれる電子センサー型の下地探しを使うか、または道具を使わない方法として、拳でノックした際の音で判断するという方法があります。
後者の方法は熟練の職人さんがよく?っているイメージがあります(笑)
次はプラスドライバー・マイナスドライバーです。
プラスドライバーはインパクトドライバーではパワーが強すぎる時や、小さいビスやねじを締める時などに使います。
マイナスドライバーはコンセント等の器具から配線を取り外すときなどに使います。
次は前回でも登場したストリッパーです。
これ一本で電線の被覆剥き・切断ができます。はさみの先が細くなっているので電線の [のの字曲げ] も、工具を持ち替えることなく対応できます。
20cmまで長さを測ることができ様々な点で時短に貢献してくれるので電気工事士受験生にも好評のオールマイティな工具です!
↑実はこれもストリッパーです。
これはホチキスのようにガチャンとハンドルを握るだけで自動で被覆を剥ける便利な工具です!
私は前記の、至ってシンプルなはさみ型のストリッパーを使っています。
シンプルゆえに自分の力加減が直接工具に伝わるので微妙な調整や細かい作業がやりやすいことと、資格試験の練習や本番を共にくぐり抜けてきたことで愛着があるんです(笑)
使い慣れた道具は、自分特有のちょっとした指の動きやクセなどに応えてくれるんですよね。
カッターは新しい器具の包装を開封したり、CVケーブルなどの太いケーブルの被覆を剥く際に使います。
CVケーブルなどの太いケーブルは中に紙等の介在物が入っているので、カッターや電工ナイフを使って被覆と共に切除します。
太いケーブルはこのようなケーブルカッターを使って適切な長さに切断することができます。
ラジオペンチは狭い場所での配線作業や、固い配線を差し込む際や取り外す際に役立ちます。
廻し引きのこぎりは石膏ボードや合板を切るのに使います。
金切りバサミは鉄板など薄い金属板等を切ったり加工する場合に使います。
モールカッターはまさに電気屋さんならではの道具で、みなさんが普段お目にかかることは少ないかもしれません。
使い方は前回の記事でご紹介したダクトカッターと同じです。刃の部分に配線モールをはさみ、切断することができます。
以上が私たちが普段使っている工具のご紹介でした!知っている道具はありましたか?
今度から街で、工具箱を持ち歩いていたり腰道具を身に着けている職人さんを見かけたらその道具に注目してみてください。もしかしたら電気屋さんかも?(笑)